2014.11.27

一つの船出、次世代の旗

モーニング娘。'14 コンサートツアー 2014秋〜GIVE ME MORE LOVE〜
横浜アリーナ
2014/11/26 18:00-20:55

ご無沙汰しております。モーニング娘。を筆頭に、ハロプロへの興味は(多少の波はあれども)持続はしていたのですが、こうしてなにがしかをまとめて書いておかないと、と思うことは、つい怠惰に流されて間隔が開き、気がつくと長年野ざらし状態になっておりました。

いろんなものが積み重なって,集大成の日に大輪の花が咲く。
卒業コンサートを観るたびに、共通の思いとして舞台から渡されるものですが。道重さゆみさん、というひとが咲かせた大輪の花は、歴代でもひときわ輝いていたんだなあと噛みしめております。

道重さゆみさん。彼女は最初から何もかも出来るひと、ではなかった。
でも、ずっと気持ちを折らずにひたむきに重ねていくことだけは忘れなかった。
そして、そこから得た愛を、リーダー就任後は惜しみなく後輩達に分け与えた。
では、その「愛」とはなんぞや。

これぞ、という端的な答えは出せませんが。その形のひとつが、今日のこの卒業公演だったんじゃないかなと。思いやりだったり。「好きです、尊敬しています」という気持ちに満ちあふれることだったり。そして何よりも、ステージ上でたとえ何があっても、「彼女達だけでなんとかしてみせる」胆力と、それをなしとげさせる信頼の力かなあ。と。

途中、道重さんの足が攣って、元々想定していたパフォーマンスが出来ない場面があったのですが。
現地で見ていた(アリーナ席の後方だったので、ビジョン頼りで見るのが主なこともあり)身としては、実は途中まで「そういう演出なのか」(※)と思うくらいには自然な形に映っていました。

※センター舞台に道重さんがひとり残り、9人が前方に出て行く場面がありました。メドレー曲なので基本止めるわけにはいかないと、基本9人は張り出しステージに出て行き、道重さんはセンターで一人歌う形をとっていました。
メドレー中に「好きだな君が」という二人曲を歌う流れがあるため、譜久村さんはその前の曲でタイミングはかって、さらっと花道を駆け戻って来ました。その姿はまるで「姫、駆けつけましたよ」と膝元に戻る騎士のようで。そしてその譜久村さんが9代目としてバトンを継ぐのも、ああ、とても自然なことだよなあと、とても頼もしかったです。

道重さんという大輪の花の後を継ぐのは、正直、プレッシャーも相当なものだと思います。
9代目を継ぐ譜久村聖さんには、どうぞ「風に大きくたなびく旗」になってほしいなあ、とも願っています。

旗は、それ自体では(それがどんなに大きく立派なものであっても)そこに静かに在るだけ。
いろんなひとに支えられて、助けられて。その追い風に身を任せて大きくたなびくことで、どんなところからも「あそこに偉大なるモーニング娘。あり」と称される。

譜久村さん、という素敵な(そして史上最年少の)才を支えてゆく12人、そして歴代のメンバーたち。
8代目が作ってくれた追い風に乗って、大きくはためく。
そんな次世代を、また本腰入れて見続けていきたいと思った一日でした。

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2008.03.22

Inherit the "SONGS"-うたを、継ぐもの-

モーニング娘。コンサートツアー 2008 春 ~ シングル大全集!! ~
@松戸・森のホール21
3/22(土) 15:30-17:30

モーニング娘。の2008年春ツアー、初日初回におじゃましてきました。
シングル35曲(直前になって新曲「リゾナント ブルー」が発表になったので、全36曲になりましたが)、見事にやりきる2時間でした。

もちろん全部をフルでやるのは時間の制約上無理ですので、いろんな形で尺を縮めた(メドレーあり・1番で終わるものあり・サビ+αのみでつないでゆくものあり)部分もありましたが。それが巧い緩急の付け方となって、最後まで飽きることなく楽しむことが出来ました。むしろ、後半戦は怒濤の畳みかけでしたので、一般席でがんばってご覧になる方はかなり体力勝負かもしれません。

一番経験時間の長い5期メンバーでも、35曲のうち約三分の一は「先に色があったもの」で。それを如何にして「現時点の9人の-あるいは現存メンバーひとりひとりの-歌にするか」を拝見、な、意地悪な物見モードも多少あったのですが。

原点に近いものをも、また違う彩りに染めてきたこと。
上へ上へと走り続ける意志を強く見せてくれたこと。

この二つに、改めて敬服しました。「モーニング娘。」の名前を背負うことは伊達ではない。先達が拓いた道を保ち、なおかつ新しい先へと継いでゆくだけのチカラと姿勢が、9本の光柱としてそこにありました。

あと、少しネタバレになりますが。
5期と6期の5人は各人ソロで歌うコーナーを持っています(広い意味でね)。その選曲は、もしかすると彼女たちの希望を汲んでくれたのかな?と思っています。特に高橋さん、新垣さん。そして、確信は持てないのですが、道重さん。
彼女たちが折に触れて語り続けた、モーニング娘。というものに対する自らの思い入れ。その気持ちが表れたように思うのですわ。(道重さんはまた違う位相かも、ですが。歌いきった後、客席から自然とあたたかい拍手が起こったことを記しておきます)

いやはや。これはもう少しこなれてきた後半戦も見てみたいものです。初日初回の真新しさも嬉しいのですが、より自らの血肉と為したアクトも、より芳醇であるでしょうから。

以下、ざっとメモしてきたセットリストです。

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2007.12.03

第6回ハロプロ楽曲大賞2007

第6回ハロプロ楽曲大賞2007」に投票してきました。選んだものは以下の通り。昨年以上に駆け足コメントですが、お許しを。

【楽曲部門】
1位:メロン記念日「LEATHER」3pt
初めて聴いた瞬間に「ライブを見せてくれ!」と叫んだ一曲。そして冬ツアーの本編ラストで満を持して出されたアクトに、いろんな意味で「天国を見せて」もらった気分。

オトナな言葉回し、そして二人ずつ声を重ねる際に、必ずひとりが残ってバトンをつないでいく形。歳月を重ねるからこそ出せる色艶とはこういうもの、と思い知らせてくれる曲。他の曲も勿論だけど、出てから1年経たないうちにしっかりライブで磨きをかけてきたのも流石。

2位:安倍なつみ「愛しき人」2pt
3位:安倍なつみ「息を重ねましょう」2pt
4位:安倍なつみ「小説の中の二人」2pt

いろんなモノゴトを経て、その上でなお深く大きく愛を保てるひと。そして、それを表す/顕すことが出来るひと。それが表現者・安倍なつみなのだと思わせてくれた一曲。ライブハウスから、アリーナまで。声ひとつで包み込めるひとの「これぞ」の表現。

5位:音楽ガッタス「鳴り始めた恋のBell」1pt
まだまだごつごつ・荒削りな手触りが残るけれど。「はじめて」だからこそ為せるものもある。長い道を経てきたキャプテンと仲間たちが前後を守れるから、雛たちは乾いたばかりの羽で空へと向かえる。そんなことを思わせてくれた一曲。

【PV部門】
1位:モーニング娘。誕生10年記念隊「愛しき悪友(とも)へ」3pt
後藤さんがルージュを取ろうとした手がグラスに触れてしまい、あわや床へ落ちて砕け散るか→ぴたりと時が止まってグラスも水もそのまま、のシークエンス。ちゃちだ、との物見も可能です。しかし、決して「止めることが出来ない一瞬」を、こうして「止めて」くれたことに。叶わぬものと知りつつも、いろんな願いを重ねてしまうのです。

モーニング娘。は変わり続ける。そして、モーニング娘。(の芯にあるもの)は変わらない。

2位:メロン記念日「アンフォゲッタブル」2pt
最後までどうするか迷ったけれども、「曲に合わせた絵の作りこみ方」及び「代替不可」の点で投票。迷ったのは個人的にモード系メイクとファッションが苦手だという一点。それを除けば、「オトナのワンナイトパーティで楽しみましょう」との世界作りはかなり凝ってますしね。

3位:音楽ガッタス「鳴り始めた恋のBELL 」1pt
曲以上に荒削りな部分が目立つけれど、それでも「勢いの強さ」に心奪われるとの一点で選出。黒いマントを翻す姿。サビ前にアップになる表情の強さ。
迷いも闇も全て知った上で今あるからこその笑顔。そこに、やられました。

【推しメン部門】
安倍なつみさん。このひとはわたしにとって揺るがぬ「とくべつ」です。
彼女に呼ばれなければ、わたしは今ここには居ない。大げさですが、召命、との言葉を使うのも、このひとのとくべつさ故です。

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2007.10.29

長距離走者の孤独

後藤真希さんが2007/10/28を以てハロープロジェクトを卒業する、と、各社の芸能ニュースで報じられました。ハロプロ公式サイトでの発表がまだですので、以下に述べる私の考えは、ニュースを基にしたものとなります。

第一報に触れた時、まず思ったのが「ああ、彼女らしいなあ」でした。
モーニング娘。と、ハロプロに新しい風をもたらし。そして新しい風を置きみやげとし、別天地へ飛び立ってゆく。来たりし時も、去りし時も、先駆者としてただひとり。それが、彼女の力であり、彼女に与えられた命なのでしょう。

タイトルは、アラン・シリトーの小説(新潮文庫)より。

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おれにもクロスカントリー長距離者の孤独がどんなものかがわかってきた。おれに関するかぎり、時にどう感じ他人が何と言って聞かせようが、この孤独感こそ世の中で唯一の誠実さであり現実であり、決して変わることがないという実感ともに。
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(p58,12-13行目)

『孤独』を辞書で引くと、仲間を持たぬこと。独りぼっちであること、とあります。ただ、彼女について言えば。他人がどう感じ、どう言ってこようとも。ただただ道なき道を拓きつつ駆けてゆく姿を見る度、この一節が(小説全体から、私が恣意的に抜いておりますが)浮かんで止まなかったのでした。

2004年の夏のハロコンを見て以来、私は後藤さんに叶えてもらえたら、との夢がありました。それは単独での武道館ライブ。指一本で、【ライブハウス】武道館を我がモノにしてしまえるひと。そう、感じていました。

ハロプロの中に身を置いて。それでなお叶うなら良し。
ただ、それが果たして可能なのか?との疑問も、正直、私の中にありました。ならば。新しい世界で、またその夢を見せてくれるのなら。それが彼女の選ぶところならば。静かに、ただ今は待つばかりです。

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2007.08.06

ハロプロ楽曲大賞1997-2006

ハロプロ楽曲大賞1997-2006」に投票します。
私がここでほつほつモノを書き続けている理由の、その一端を記せたらと思っております。

【楽曲部門】
1位:メロン記念日「This is 運命」/6pt
映像「だけ」でぐい、と心掴まれ、なおかつ「その場に立ち会えなかった悔しさと、次こそその場に居なければ」と思わせてくれたのが、2004年夏極上メロンツアーの1曲目の「This is 運命」でした。

メロンはライブでキラーチューンを育てることに掛けてはハロー随一だと思います。その中でも「エースの強さとジョーカーの機微を併せ持つ」までに磨き上げたのは流石の一言。

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「いいかげん、ちゃんとよく考えなさい。
あなたには、私しかいないはずよ。
だってこれは、運命だから。」

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ホント、言い得て妙ですわ。

2位:安倍なつみ「I'm in Love」/3pt
ほんのり甘くて、そして幸福感と透明感に満ちた歌。それが彼女のパブリックイメージに近いのでしょうが。どんなことがあっても、「それでもなお」笑顔であることを選択する強さ。その深みが、やや苦めの「オトナの恋歌」を彩り鮮やかに描き出すのだ、と思わせてくれた一曲です。
ぜひとも、アコースティックで、そして静謐さが満ちた空間で。ぜひとも歌い上げて欲しいものです。

3位:タンポポ「ラストキッス」/1pt
当時のメンバーの年齢を考えると、「実年齢よりちょっと/そこそこ背伸び」なはずなのに。いざ「じゃあ、今それ相応の年のメンバーでカバー出来るか?」と問われたら言葉に詰まる。語弊を恐れずに言えば「あの時の、あの3人」だからこそ紡げた声の重ねであり、その3人がずっと持ち続ける宝物、と思っています。

わたしが生で触れることが出来たのは、圭織と矢口、それぞれのソロでしたが。……この先、もしも叶うなら。この2人の声が重なったものを、見せて欲しいものです。

【PV部門】
1位:モーニング娘。「Do it! Now」/2pt
リリース当時はハロプロに全く関心がなかったのですが。(存在は知っている程度)朝のTVでこの曲が紹介された場面だけ、くっきり切り取られたように私の内に残っていました。
そこから1年後。安倍なつみさんの「卒業」が新聞で発表されたのをきっかけに、わたしはこの世界に呼ばれました。そこから過去のあれこれを辿って行った時に、「はまるべき場所に最後のピースがはまった」ような感覚を強く覚えました。
さまざまな象徴が込められた絵。この歌を紡いだメンバーの内、今なおバトンを持つのはもう2人。そのまま時を止めて欲しい、でも、継いで欲しい。相反しつつも、彼女たちへ気持ちを強くつなぎ止めてくれる錨となる一曲(であり、一つの絵物語)です。

2位:11WATER「BE ALL RIGHT」/2pt
初めて買ったハロプロ関係の映像が、これを含むPV集でした。TVでちらりと見た(と思うのですが、やや記憶が曖昧)時の、衣装の鮮やかな赤と、背景の白の対比。それが目に焼き付いて、店に走った記憶があります。
後に、H.P.オールスターズのそれへと結実するのですが。その前哨戦的に「ユニットを超えてメンバーたちが楽しそうにしている」映像に、圧倒的な多幸感を覚えました。彼女「たち」みなの事が愛しいのは、この時の経験が強くあると思います。

3位:メロン記念日「肉体は正直なEROS」 (Close-up Ver.)/2pt
最初に見た時は「直截表現すぎないか?」と、正直忌避反応を示していたのですが。時間を経て、どんどん「これはこれで興味深い創りなのね」と感覚が逆になり、そしてclose-up Ver.を見た時に完全に「肯定」へと振り切れました。
映像としてわたしが見ているものは、カメラで切り取られたもの。そしてカメラを通して「見られるためにある」もの。このclose-up ver.は、前述の状態を-カメラで一度切り取っているところを、もうひとつのカメラ越しに見ている状態になります。その二重構造の巧みさに、ただただ嘆息しています。(そして、そのことを最初に見抜けなかった自分の愚かさに反省)

【アルバム】
1位:モーニング娘。「セカンド モーニング」/2pt
最初に惚れ込んだアルバム曲が(「好きで×5」「NIGHT OF TOKYO CITY」「ダディドゥデドダディ!」)収録されている圧倒的な強み。先の2曲は中々やってくれませんが……10年記念隊で披露して欲しいなあ、とワガママを。

2位:メロン記念日「THE 二枚目」/2pt
こちらもアルバム収録曲にお気に入りが多い+楽曲部門で最後まで迷ったものもあった(「ラストシーン」「愛してはいけない…」「キライ、スキスキスキ ホント、ウソウソウソ」)ので、こういう形でひとつ。

このアルバム、20代半ば辺りまでの「社会に出て、ちょっとあちこちぶつかりながらがんばってる」女の人に聴いてもらったら、かなり同感してもらえると思うのですが。「努力・系・美人」なんて正にそのとーり、ですし。こういう形の「憧れの、でもちょっと身近なおねーさん」という切り口があってもいいんじゃないかと。

3位:松浦亜弥「Naked Songs」/2pt
この位置に並んでいるアルバムが選外(メロン記念日「FRUITY KILLER TUNE」・安倍なつみ「25~ヴァンサンク~」)なので、悩んだ末に「歌うたいとして惹かれたもの(=「25」の選択理由)・今の彼女だから出せる世界(=「FKT」の選択理由)」の線上にあるもの、として選択。

カバーを入れてくれるなら、次こそは「Move over」を入れて欲しい。もしくは、一曲まるまるジャズのカバーものでもいい。アイドル・松浦亜弥も好きですけど、その次の「歌うたい・松浦亜弥」を見たいので、その希望としての一票。

【推しメン部門】
安倍なつみさん。2006年の楽曲大賞の時も同じ事を書きましたが、彼女はわたしにとっての「はじまり」で、そして揺らぐことのない「とくべつ」です。この人の「娘。卒業」の報がなければ、今、私はこの道を歩んではいません。

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2007.06.28

原点、そして「Peacemaker」

安倍なつみさん・保田圭さんのカジュアルディナーショーにお邪魔してきました。
(6/24(日)13:00開場~15:45頃終演 @ジャスマックプラザホテル内「ザナドゥ」)

安倍さん単独のDSは昨年の5月、同じ場所での公演にお邪魔して来ましたが。今回は盟友・保田さんも一緒とのこと。昨年の里帰り初回とは違う形だけど、それでも「ただいまー!」と言う声は、本当に嬉しい時に見せてくださる、みかづきの眼でした。

そして保田さんは、ハロプロの救急箱の名に恥じぬ気遣いを遺憾なく発揮。「気遣いを気遣いと悟らせない芯からの優しさ」、っていうんでしょうね。彼女が居るから、年上・年下、期の上下。何かと「違い」のあるメンバーが、そっと手をつなぎ、力を合わせることが出来る。そんな温かい支え役で、そしてみんなから好かれる理由を、十二分に渡していただいた気持ちがあります。

たとえば。安倍さんも、対中澤さんだともう絶対に「15歳のなっちさん」に戻っちゃう。どんなに背伸びしようとも、裏できゃーこら矢口さんと追いかけっこしてそのことを「しょうがないねえ(にっこり)」と話されるように、完全に妹モードになる。それが対保田さんだと、ちびっこが「じぶんの方がおねーちゃんなの!」とふるまってみて。それを上手い具合に保田さんが甘えたりするていで空気を和らげる。そんな、「二人だからこそ」の、いい時間帯でございました。

10年を経たから、笑えるような部分もある。
でも。こと「歌」については。共に切磋琢磨すべき仲間。安らぎの表情と同時に、「恥ずかしい姿は見せられない」との、ほんの微かな気負いを見た思いがありました。「モーニング娘。」としての原点は何なのか。そして、その長い歴史に於いて、船首像-象徴-で在り続けた者と、構成員全ての調整を担った者。その二つの重なりをも、じっくりと考えさせていただきました。

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保田さん曰く、今回は「わたしと、1期メンバー3人が一緒にやらせてもらう機会」だったとのこと。確かに、中澤さん、飯田さん、安倍さん、と続きましたもんね。その流れを踏まえてなのか、「モーニング娘。の曲だけをやる」との宣言の元、セットリストが組まれていました。

2ndアルバムの曲がかなり好きな身としては、出来れば「コンサートか、もしくはこういうショーか。いずれにしてもハーモニーとして、生で聴かせてもらいたい」曲がいくつかあったのですが。まさかその1つがここで叶うとはなあ!
(後で調べたところ、圭ちゃんと圭織の回で、もっと聞きたかった曲をやられておりまして。それがホンの少しショックではございましたが(^^;)
別の方のステージで聞かせてもらっていて、その時はそれでとても嬉しかったのですが。やはり「声の重ねがあっての魅力」がある曲でしたので、自分のとくべつのひとと、重ねの声が大好きなひとの合わせで聴けたことは、本当に幸せでした。

DSといえば「じっくり聴かせる」もの、な印象が強かったのですが。今回は客席巡回時にちょっとアップテンポめのものをもってきたり、ラストに今までのコンサートと連関させる曲を持ってきたりと、「かろやか」の部分も多めでしたね。あいにく、ジャスマックは広尾のクロシェットと比べるとかなり広めのつくりなので、ちょっと巡回がどたばたしてしまう難がありますが。それでも、なんとか工夫をこらして、ひとりひとりと「にこっ」と眼を合わせる努力をしてくださることに、心から感謝を。こちらのワガママとは承知の上で。「うれしい」気持ちが、少しでも届くとよいなあ、と思うのです。

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写真撮影と握手も、それはそれでありがたいとは思うのですが。
もし叶うことなら……写真も握手もなし。でも、生演奏で、こじんまりしたところで、じっくり静かに「歌声を聴くことが出来る」。そんな形式のコンサートを、今後開いていただけたらな、と思うことしきりです。

以下はセットリストです。

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2007.05.07

歓声よりも長く、興奮よりも速く

モーニング娘。コンサートツアー2007春~SEXY 8 ビート~
@さいたまスーパーアリーナ
5/6(日) 14:30-17:30/19:00-21:10 

こちらの公演におじゃまして来ました。
吉澤ひとみさんの、卒業公演となるものでした。

「泣いちゃだめ。最後まで笑顔で」を言い通してきた彼女らしい、とてもすっきりとした卒業公演でした。送り出す側はこらえきれなかったようですが、それもからりと笑いの方向へ持って行く。改めて、「父ちゃん」の名は伊達じゃなかったのね、と思わされた一日でした。

彼女の卒業公演に選ばれたサイリウムの色は「白」。
安倍なつみさんの時と、同じ色でした。

生まれ育ったふるさとの雪景色。
今からどんな彩を乗せることも出来るキャンバスの色。
さまざまなモノゴトを映し出せるスクリーンの色。

私にとって、安倍さんは「とくべつ」のひとです。彼女の卒業の報がきっかけで、わたしはこの世界に目を向け、そして導かれてきました。
安倍さんがはじまりであり、そして「彼女がはぐくみ、そして愛したひとたちだから」と、惹かれていった部分もありますが。モーニング娘。というユニットに、深くわたしを結びつけてくれた錨が、四期の4人であり、そして吉澤ひとみというひとでした。

その二人の旅立ちに選ばれた色が共に同じものであることに、不思議な縁を感じています。

二人に限った話ではありませんが。それぞれに、追い風の時期ばかりではなく。身を裂くような向かい風の時期も多かったと思います。こと吉澤さんについては、それを「向かい風」と認識できることも出来ず、ただただ身を切る痛みに立ちつくしていた頃もあった-ともすると、「痛い」ことを「痛い」とすら表現できない時期があったのでは、と思っています。

背中を預けられる存在を近くに見つけられるようになったこと。
Gatas Brilhantes H.P.との出会い。
そして、突然もたらされた「リーダー」の職務。

段階を踏んでもたらされたものもあれば、急に降ってきたものもあるけれども。彼女は風を読み、そして追い風を自ら呼ぶ力を得て、そして今日羽ばたいて行ったのだ、と感じています。

今日鳴ったのは、試合終了のホイッスルじゃなくて。
ひとつの区切りと、そして始まりのホイッスル。

これからも、ずっとずっと。あなたと、あなたの愛したひとたちのことを好きでいられる。そんな気持ちを、ありがとう。そして、これからも応援しています。

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2007.03.28

自主独往-MELON LOUNGE Vol.4

友人のおかげで、なんとか参加皆勤賞なイベント「MELON LOUNGE VOL.4」へおじゃまして来ました。

MELON LOUNGE VOl.4@渋谷club asia
2007/3/27(火) 19:00open-23:00 close

いつもの「ある程度型の定まったコンサートやライブ」とは違い、クラブイベントとの体を取ることで、メロン記念日の4人にも、そしてお客さんの側にも「新しい世界」を開拓してゆこう、とのこの試み。回を重ねるごとに、ぐいぐいと彼女たちの力と気持ちが良い方向へとととん、と伸びてきているように感じます。

勿論、私自身「クラブイベント」については知識がほぼ皆無ですので、こういう開催形式に対して、他のものと比較して考えることは出来ませんが。自分で考えて、自分で表現することの楽しさを見つけ出して。それを自分の思う形に表してみること。それを許されるというのは、彼女たちの所属する世界からすれば、とんでもなく大きな冒険で。そして心躍らせてくれるものです。

歌うこと。ダンスをすること。舞台で何らかの動きを為すことで表現をすること。それに加えて、自分たちが「こういうモノを聴いて、自分の内に実としていってますよ」だったり。あるいは、こういう機会を与えられたから「新しくアンテナを広げて聴くようになりましたよ」だったり。また違った「表現」の手段を得ることで、それまでの表現手段-本道、というのはちとためらいもあるのですが-である、彼女たちの「歌とその表現」に、がらりと深みや今までなかった多数の色が加わった、と思っています。

そして、私自身についてのことになりますが。彼女たちが掛けてくれる曲で、自分の世界がぐいぐい広がる嬉しさもあります。歳の功だったり(彼女たちよりは、そこそこ上ですからね)、あるいはたまたまの趣味の重なりだったりで「あ、これスキなんだ。掛けてくれてうれしいなあ」と思うものもあれば。「おっ?これなんだろ。気になるから聞いてみよう!」と思わせてくれるものも多いのです。相乗効果、と言ってもバチは当たらないと思いますが……。

今回は今までのラウンジ(クラブイベント)に比べて、新曲「アンフォゲッタブル」のリリースパーティでもありました。ライブとしては本日が正真正銘の初披露でしたが。いやはや。とんでもなく「カッコイイダンスチューン」でしたよ。PVの絵も(Dohhh Up!で視聴可能です)久々に手間を掛けてもらった良い出来だと思ってましたが。やはり、彼女たちが一番輝くのは(そして曲をどんどん育ててゆくのは)ライブなんだと再確認した次第です。

各自のセットリストは、後日公式に上がったら補訂します。や、部分部分の記憶はあるのですが、具体的なものとなるとバラバラにもほどがあるので。

そんな中、印象に残ったことをざっくり箇条書き。備忘程度のものなので、レポとしては全く用を為さないことは、ご海容ください。

■DJ順は斉藤さん→柴田さん→やついいちろう(エレキコミック)さん→村田さん→ギュウゾウ申し訳Jr. (電撃ネットワーク) さん→DJ ARAKI→メロン4人のパフォーマンス、だったかと。えーと。ミッツィー申し訳(代表取締役)さんは……open時から、でよかったんでしょうか?すみません、タイムテーブル見る余裕がありませんでした!

■斉藤さんはユーロビートがテーマの模様。MAXや安室奈美恵が好きな彼女がこちらも好きなのは当然の流れ。音を上手く合わせたり、途中で併走させながら切り替えたり。一曲目が違う曲でかかるというハプニングもありましたが、動ぜず最後まで盛り上げてくださったのは、やはり「回数を重ねた強み」ですね。当時の物事を思い出しつつ、ちょいと懐かしい気持ちになってました。

■柴田さんのテーマは「ビジュアル系ロック」とのこと。でも彼女の主義として韓流は外しません。今回は「サランヘヨ」でした。K-POPは全く疎いんですが、次は何を出してくれるんでしょうか(^^)。
RIZEがカバーした「ピンクスパイダー」からXにつなげたり。かと思えばジッタリンジンがかかったり。いやもう、いろいろリアルタイムで聴いてるものが並ぶので、「古傷がー!」とか叫びつつも(笑)楽しませていただきました。

■村田さんは今回は「トークなし・小ネタなし」の真っ向勝負とのこと。毎回この方の「聴く音楽の幅広さ」には脱帽モノです。お兄さんの影響(わたしと1つ違い?)なんでしょうが、妙にこちらのリアルタイムツボをつくかと思えば、かっとんだロックやテクノモノも入れ込んでくる。勿論最近彼女が好きだな、と思う曲も(そしてCMで流れている故世間的に耳なじみがある-木村カエラの「TREE CLIMBERS」でした)入れ込んでくる。こちらの反応が薄いとみるや、今までは気に掛けていらしたようですが(vol.2からvol.3までなど)今回は「個々人でノッてください」と、良い意味で吹っ切られた模様。

そして〆は聖鬼魔IIの「地獄の皇太子」。しかも期間限定再結成盤のライブテイクでした(笑)。確かにそれは先月からさんざ伏線張ってくださってましたが。まーさーかーそっちのライブテイク持ってくるかい!もう、完全白旗です。大好きです。

■トリの大谷さんは「Rock!」な選曲とのこと。最近お気に入りのHoobastankだったり、pinkだったり。かと思えばELLEGARDENを立て続けにかけーの、そこからマキシマム ザ ホルモンでたたみかけーの。その上「声が聞こえないよー!」「まーだまだいけるでしょーー!」と強烈な煽りのお言葉。出ない声と痛めた足を引きずって叫び倒し、飛び倒して来ました。……えーと。FKTツアーの時も同じことやって(しまって)、年末年始声がれに悩まされたんですが(苦笑)。まあ、ライブで「呼ばれ」たら、叫ぶし動くもんな。

■やついいちろうさんは、客層を手探りしながらノセてくださるのが巧い。運び方はビークル・ヒダカ氏のそれを(VOL.2のゲストでした)彷彿とします。彼にとってのホーム会場でのDJを是非一度聴いてみたいものです。

■ギュウゾウ氏は割と正攻法の「アガる系Rock」が多かったような。個人的には、BEAT CRUSADERSの「HIT IN THE USA」の後にthee michelle gun elephantの「スモーキン・ビリー」がもう最強。vol.2だっけかなー。ツービート・クルセイダーズのコーナーで「Walk this way」が掛かった時と同じくらい、もう我を忘れて叫ぶわ飛ぶわ。エルレと合わせて「ここはどこの幕張ですか?とこっそり思ったのは内緒。でも、メロンも、いつか幕張をライブハウスに、あの音圧と光で圧倒して欲しいんですよね。夢物語じゃなく、本気で思ってます。

■リリースパーティとも銘打たれたものなので、新曲「アンフォゲッタブル」も披露。最初と最後に1回ずつ。彼女たちが実際に演じている姿を見ることが出来たのは、本日が初めてだし、そこに居合わせたのは幸運としか言いようがないけど。これを一人でも多くの人に見てもらいたい!と、心の底から思っています。

これ以外には、DJ ARAKIのトラックをバックに「さあ、早速盛り上げて行こか~!!」「電話待っています」「ガールスパワー・愛するパワー」をやってくださったかな。この辺りの記憶が曖昧なのもお許しを。殆どご本人の表情は見えない位置でしたが。たまに人の合間から見える表情が、凛としていたり(村田さん@電話+アンフォゲッタブル)、あるいはとてもあたたかな笑みだったり(斉藤さん@アンフォゲッタブル)。そのことが、心に刻まれています。

■vol.5、vol.6と続いていくことも楽しみですが。出来れば近い将来、このイベントが「オールナイト」で、なおかつ「もう少し広めのハコで」行われることも、こっそり祈っております。……さすがに人口密度がきつすぎてねー。(狭いところ故の良さがあるのも、百も承知ですが)

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2007.03.23

芳醇佳酒

安倍なつみさんの新譜(ミニアルバム)「25~ヴァンサンク~」。iTunes Storeの先行発売で一足お先に堪能しつつも、彼女が歌いつむいだ言葉を知りたくて(そしてジャケットのかわいらしさににこにこして)初回限定盤を買ってまいりました。その割に感想が遅くなってしまったこと、お許しください。

舞台の上で巧みな彩を見せてくださる方も。3分弱の短い時間ながらも、その声ひとつで世界をがらりと変えてくださる方も、たくさんいらっしゃいますが。彼女のそれは、年月を重ねてゆくたびに純度を増すように思います。語弊を承知で申し上げれば、いろんな物事を見て、聞いて、経験して。その上でなお幼子のように純粋であることが「出来る」勁さを、ひしひしと感じるのです。

モーニング娘。であること/あったことも。ハロー!プロジェクトに居ることも。つんく♂氏の基でずっと歩み続けてきたことも。全て彼女の歩んできた道程ですし、ごくごく当然の結論なのですが。10年の歳月を経て、早い春の日に手渡してもらったその世界は。「安倍なつみ」としか表ずることの出来ない、唯一無二の、あたたかみに満ちたものでした。

彼女も、そして不肖ワタクシめも、あまりアルコールが得手ではありませんが。ゆっくりと時間をかけて育てられた美酒は、こんな味わいなんだろうな、と思う一枚です。

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2007.01.09

切磋琢磨の祭典

Hello!Project 2007 Winter ~ エルダークラブ The Celebration ~
1/5(金) 18:00-20:00 @中野サンプラザ

こちらの公演を拝見してきました。

ハロプロを楽しむ時に、知っていた方がより楽しめるもの。その1つに彼女たちの歴史だったり、キャラクターだったりといった、ある意味余剰の情報があります。ずっと見続けていくこと、深く知ることでより楽しめるもの。ただし、「それを全く知らぬ人間に見せても」響くところがあるのでは?と。そう思える重厚さをいくつか感じたのが、今回のエルダ組のステージでした。

筆頭は、松浦さん。
声だけで会場を満たす力は流石のひとことです。
「音楽と人」でのインタビュー然り。今回のMCでも然り。「歌を伝える人でありたい」との気持ちが、その佇まいからは強烈に伝わってきます。

与えられた役柄だって、それが必要とあらばキレイにこなしてみせましょう。
ただ、そうじゃない自分もあっていいんだ。自分の意志はそれとして、通したいものは、多少の搦め手-なすべきことをなした上での、意志のカードを切るという形で-を使ってでも通してみせましょう。その心根の強さに、改めて感服した次第です。

また、他のメンバーも決して負けてはいません。
自らの持ち歌の部分では、単独のステージを見たことのないお客さんだって、必ず虜にしてみせる、との意志に満ち満ちています。落語に喩えるならば、独演会じゃなくて定席の寄席。全員が全員「自分のお客さんではない」ところで、果たしてどれだけ目を向け、心を引き寄せられるのか。そういった切磋琢磨の度合いだったり、(いい意味での)貪欲さだったりは、正直、ワンダよりエルダの方により強く感じております。

大変厳しい言い方になりますが。
「ライブが開催できることは、当然のことではない」
このことが身に沁みているか否か。それだけの切実さがあるか否か。
その差異を、組分けやパフォーマンスの差に重ねて見ていた私がいます。

以下、セットリストになります。

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2007.01.01

ただの恋だから

あけましておめでとうございます。
随分更新頻度も減ってきておりますが。このサイトもなんとか4年目に入ることが出来ました。今年はもう少し気まぐれの度合いを減らしたい(こまめに更新するようにしたい)と思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

2004年、2005年と続けた「この一本」の2006年版振り返りを以て、今年の初更新とさせていただきます。

●2006年の思い出
「邂逅」です。固く言えばこのひとこと。もう少し崩せば、「新しい出逢いと、そして『呼ばれ』」といいましょうか。

特にエルダチームの面々が顕著でしたが。2006年は「新しい分野の仕事」にどんどん切り込んで行った、との印象が強いです。中でも、舞台関係の仕事は飛躍的に増えた+高い評価を得たものも多かった、と思います。

辛い物見になりますが。アイドルとしてのひとりではなく。それを越えた「役柄」を舞台に表すことが出来た時。その時まで、スタンディングオベーションは保留したいな、と思っています。が、彼女たちなら、近いうちにそんなこちらの思いをひっくり返してくれる。そう、信じてやみません。

私自身についても、新しく「呼ばれ」た、と感じるモノが強くあった一年でした。波の上下はもう毎年のお約束だなあ、と思いますが。最後の最後に笑うことが出来たら、それでよいかな、と。そう、今は思っております。

今回のタイトルは鈴木祥子さんの歌のタイトルをいただいています。
(「I was there, I'm here」所収)

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あなたの誠実さとか才能とかやさしさとか、
そんなのこの際どーでもよくて、
ただあいたくてたまらない

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あなた(たち)がそこに居てくれるのなら、ただそれだけでいい。

何やかやと理屈と言葉を並べ立てても。そこに彼女たちが居てくれること。ステージの上でライブアクトを見せてくれること。ただそれだけを求めている。その気持ちが芯であり、始まりであり、たどり着くことである。
そういう意味で、この歌を引かせていただきました。

●2006年の「この1本」
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パフォーマンス:「CUE DREAM JAM-BOREE 2006『再会』」(8/19@札幌コンベンションセンター大ホール)
コンサート:メロン記念日ライブハウスツアー2006「灼熱天国」(8/13@なんばHatch他)
DVD:安倍なつみ「NATSUMI ABE ACOUSTIC LIVE at Shibuya O-EAST
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◆パフォーマンス:大きく括ると「芝居」と言っていいのかも、ですが。歌ありドラマありの盛りだくさんのものなので、あえてこちらの言葉を。「水曜どうでしょう」をきっかけにTEAM-NACS、そしてOFFICE CUEの面々を好きになって約2年。映像に収められたかけらにずっと焦がれていた「ジャンボリー」へ立ち会えたことは、本当に大きな収穫でした。

◆コンサート:MEL-ON TARGETツアー及びFRUITY KILLER TUNEとも迷ったんですが。この4人に強烈に「呼ばれた!」と思ったツアーの、初日を選びました。これと同列なのが「MELON LOUNGE」の一連。これに出会わなかったら、わたしの2006年下半期はない、というくらい、大きな転機をもたらしてくれたライブアクトです。

紗幕に4人のシルエットが映し出され、それが落ちると同時に大音量で流れた「夏」のイントロ。あの熱さ、一生忘れません。

◆DVD:久しぶりに「行けなかったことを心底悔しいと思った」ライブ映像、でした。そこにあるのは必要最低限の「音を奏でる道具」。彼女自身と、パーカッションと、ギターと、ピアノ。ただ、それだけ。

すこしセピアがかかった照明の下歌う彼女は、「歌うこと」を心底愛している、
そして「歌うたいのかみさまから愛されている」存在。そのことを、改めて教えてもらった1枚でした。

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2006.12.18

Four Views for "ROCKS"

メロン記念日 コンサートツアー2006冬「FRUITY KILLER TUNE」
12/16(土) @愛知厚生年金会館 19:20-21:20

こちらの公演へ参加してきました。
ベストアルバム-なるべく「アッパーな」曲を、との選を求めて編まれたアルバムを引っさげてのホールツアー。口開けは意外とゆったりめ、だったんですが。中盤にまあもう「これでもか」と畳み掛けるようなロック色、そして中盤でしっとりクールダウン。一息ついたと思わせたところで再度熱気を!との、緩急自在でなおかつ「体力勝負」を挑んでくる。そんなセットリストでした。

夏のライブハウスツアーでも感じたことですが。自分たちの経験をきちんと血肉とし、そして表現を磨いてゆく。新たな世界をどんどん吸収し、自分たちにしか出来ない-アイドルという形で始まったけれども。でも、新境地としての「Rock」を目指してみようじゃないか?との思いが形になった。そんな舞台を見せてもらいました。

ハローの中でも「初めて」を担うことが多い彼女たちですが。今年一番の収穫は「意識的に、ハロー以外の音楽やアクトに触れたこと」ではないでしょうか。芝居関係はまだハローの枠内、と、私には見えてしまっていますが(「Girls's Knight」等)。ラウンジを通してELLEGARDENやBEAT CRUSADERSのライブアクトに触れたこと、そしてDJプレイの一環でさまざまな音を身体に入れたこと。そのことの効果の大きさが、ひしひしと伝わってくる2時間でした。

夏のライブハウスツアーでもあった「カバー曲コーナー」ですが。今回は4人で1曲、の形でした。ただ、「ラウンジで掛けてくれないかな」と望んでいたのが、まさかコンサートで、実際に歌ってくれるとは!英国風ロック少女っぽいいでたちだったのもまた嬉しや。この曲をつなぎで、そして第二の着火点に持ってきたアイデアには、心より拍手を。

舞台装置は、ともすれば無骨に見えるくらいのシンプルさですが。そこを「上下」に使って形作る巧さが光っています。4人を、1人ずつ配すること。2人ずつ配すること。どのような形にあっても「ひとつの絵」になるのは流石です。

また、後方から見せていただいたおかげか。「明かりの使い方」も、非常に演劇的なものを感じました。色で織り成すもの。もしくは、光度の強弱で表す陰影の妙。思わずどきりとさせられた場面も、いくつかありました。

熱さも、艶も。変化自在に見せてくれるこの4人。是非とも機会があれば、ご覧頂きたい、と、切に思う時間でした。

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2006.12.10

第5回ハロプロ楽曲大賞2006

第5回ハロプロ楽曲大賞2006」に投票します。
昨年はちょっといろいろあってパスしてしまったのですが、今年は駆け込みで投票します。これも、「未来の自分への、ある意味プレゼント」でもあるんですよね。振り返って楽しむための、ひとつむぎ。

【楽曲部門】
配点は全て2点でお願いします。

1位:I'm in Love/安倍なつみ
A面の「スイートホリック」とは真逆の、ビタースイートな味わいの一曲。
その決断は、自分も相手も深く傷つけてしまう。でも、自分の心に嘘を突き通すことが、果たして相手に対して誠実であることか?
そんな思いをやわらかな「絵」に立ち上げてくれる歌い出しの声に、ずっと心奪われています。安倍さんの曲の中では、1,2を争う「だいすき」かも。

2位:お願い魅惑のターゲット/メロン記念日
メジャーシングルとして流通出来ないのがすごく残念だった1曲。
ハロプロとか、そういう枠を一旦伏せて。ぱっ、と流せば、多分アンテナにひっかかってくれる人が多いと思うんですけどね。
ライブやイベントで場数をこなして、どんどん進化していく彼女たちに、これからもずっと「on-target」されるんだなあ、と思います。

3位:スイートホリック/安倍なつみ
c/wの「I'm in love」が、オトナの苦さが全面に出る曲だとすれば。こちらはとても甘やかで、でも、喉を通りすぎた瞬間にさらりと消えるさわやかなもの。ちょっと背伸びした「お年頃」なんだけど。でも、その向こうに「えへへっ」と笑うなっちさんがいるような。そんなイメージが、とても心地よいのでした。

4位:Crazy Happy!/メロン記念日
ポップ色が強めの、でもロック。ライブの中盤の盛り上げだったり、あるいはアンコール1曲目だったり。ぽん!と軽く跳ね飛ぶのにぴったりな一曲。長のつきあいだけど、メロンのことは全く知らない友人にこのCDを渡した時。「あー、いい曲だよね。あなたが好きなのが、よく分かるよ」と言ってもらえたのが、今年の夏の、うれしい想い出です。

5位:ハピネス/松浦亜弥
優しく在れるには。やわらかく在れるには。芯に勁さがあることが必要不可欠。勁さでもって、やわらかく、ひとに手が差し出せる。必要最低限の手助けと、そして笑顔と。さらりとなしとげて、また次のステップへ踏み出してゆく。
わたしから見た「松浦亜弥」さんの魅力が、この曲にぎゅっと入っている、と思える一曲です。

【PV部門】
同じく、こちらも配点は全て2点でお願いします。

1位:SOME BOYS! TOUCH/後藤真希
2004年の夏のハロコン以来、わたしはこのひとに、ずっと叶えてもらいたい願いがあります。それは「一人で武道館を埋めるコンサートをやること」
指一本で、【ライブハウス】武道館を我がモノにしてしまえる。それだけの力を、このPVからは強く感じます。

2位:歩いてる (Walk Ver.)/モーニング娘。
キセキノミチヲユケ。彼女たちに願うことは、ただそのひとつ。
軌跡であり、奇跡。そこで笑顔が咲き続ける限り、わたしは彼女たちを、ずっと見続けるでしょう。

3位:メロディーズ (SPECIAL EDITION)/GAM
んーと。ワタシの中でも、親しい友人の中でも、実は賛否両論がはっきり分かれるものなのですが。「ひとつのものがたりを見せてくれる」形に弱いんで、こちらを。

なお、「メロディーズ」を語った言葉の中で、一番心に強く響いたのは「charming sister, kiss me dead!」さんの、10/19付けのエントリーです。あれはもう、心底「やられた!」(勿論、良い意味で、ですよ(^^))思いましたもん。

【推しメン部門】
安倍なつみさん。彼女はわたしにとっての「はじまり」で、そして揺らぐことのない「とくべつ」です。他の方への言及やライブの回数が増えても、それは変わりません。

ちなみに2004年度の投票結果はこちらです。

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2006.11.30

Walk on the way of Life

モーニング娘。の新曲「歩いてる」に触れたのは、秋ツアーの初日初回。名実共に初披露の場でした。正直な話、その時には特に胸に響かなかったことを申し上げます。

がらりと気持ちが変わったのは、PVを見てからです。特に「Walk ver.」。
これを見てまず思い出したのは、「真夏の光線」でした。
色味の近さで言えば「ふるさと」ですし、むしろ「真夏~」とは対極にあるといってもよいでしょう。ただ、対や逆としてではなく、「道を重ねてその続きにある」円熟としての「秋の色」を、私はこのPVに見ています。

久々の、スタジオを出ての撮影。勿論ある程度の制御はあるのでしょうが。それでも人の力が及ばない部分はある。そういう時に、どこかにひょっ、と、彼女たちの奥底の部分「と思わせてくれる」ところが出てくる気がします。笑顔も、真剣に歌う姿も、勿論変わらぬ「彼女たち」なんですが。

荒地を拓き、道をつくる。道のないところに飛び込み、あちこち傷だらけになりながらも、それでも道をつくる。穏やかな秋日の下を、ゆっくり歩き続ける。
違う道を選んだ仲間も居る。違う空へ飛び立った仲間も居る。でも、彼女たちはずっと「歩き続ける」。改めて、その勁さに-とてもやわらかな勁さに-胸を打たれました。

種が蒔かれてから、今日で丸9年。これからも、彼女たちの歩みが(できれば穏やかな日差しの下で)続きますように。

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2006.10.21

ときぐすり

矢口真里さんの「ファンの集い・特別編」に行ってきました。
(10/21(土) 17:30-19:00@新木場・スタジオコースト)

「特別編」と題されたのは、どうやら「歌う曲数が多め」だからだそうで。確かに今回は7曲とぐっと入れ込んでました。(昨年見た安倍さんの時は、トークメイン+歌が3曲、程度だったかな)

以下セットリストです。

1:SEXY BOY~そよ風に寄り添って~
2:乙女パスタに感動
3:恋ING
4:たんぽぽ
5:センチメンタル南向き
6:ザ☆ピース
7:Nevetr Forget

曲と歌ががっちり分けられた、というよりは。合間合間にトークを混ぜ込んで、その最後を「次の曲の紹介/つなぎ」へ持って行く、という構成でした。司会進行は影の声さん。(回ごとに名前が付けられていた模様。2回目は「ゴッド」だったかな)スクリーンに「エイリアン」(コンピュータゲームの方の、ね)を模したとおぼしきイラストがちらちらしていて、彼が矢口さんと当意即妙のやりとりをする、との流れでした。

そして一番最後。「好きで×8」さんの、10月21日付の更新の更新が、ほぼ全てを語ってくださっていますが。矢口さん自身の口から「モーニング(娘。)を抜けて」「卒業、ということは出来なかったし、それ以降、決して歌えることはないだろう、と思っていたけど。今日、皆さんの前で歌うに当たって、選ばせてもらった」との言葉と共に、この曲が流れました。

穿った物見はいくらでも出来るでしょう。でも。わたしの見た「うたうたい・矢口真里」さんは。ほぼ1年前のその時よりも、ずっとずっと、やわらかで、いい笑顔をしていました。そして、彼女自身が当時のいろいろを「言葉にして、大勢の他人の前に出せるようになった」こと。それが、一番うれしく、胸に沁みています。

「肩の力がちょっと抜けて、歌も、笑顔も、とってもやわらかくなったよ」

最後の最後まで迷って、別の言葉に(時間的に無理かな、と思ったので)しましたが。今日の彼女に渡そうと思っていた言葉です。

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