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2004.06.26

既視感、あるいは不遜な想像の展開を(仔犬のワルツ最終回)

「仔犬のワルツ」最終話のラストシーンだけを取り急ぎ見ました。葉音が最期(*)に残す「愛してる」の科白に、妙な既視感が。このひとことだけで思い出したのは、サードステージの「パ・ド・ドゥ」におけるかのひとこと「あなたのことを愛しているからよ」ですが。岬での芯也との「あなたのことを愛している」「助けてくれ」やりとりをざっと見直した時に浮かんだのは…大変不遜ながら、新約聖書でした。うむむむむ。神・天使・悪魔なんつーキーワードを混ぜ込んでくれてるから、ありうる展開っちゃそうなんでしょうけど。うーん、微妙だのお。

で。今回の岬の(断崖とはいわんがそれに近い撮り方をしていた)情景、犬吠埼だったんですね。4年前の秋、ふらりと出かけたのを思い出し…その時珍しく書いていた日記のログを引っ張り出して確認しました。
以下、今後の自分への思い出しメモとして:

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2000/10/5 犬吠埼へひとりぶらぶら
海が見たい、と。千葉は犬吠埼へとふらり日帰りで出かけた。
総武本線をことこと乗り継いでの、片道約4時間ほどの旅。隣県だから近いと思うのは単なる思いこみで、中心街からそれぞれ外れたところへの移動は、それなりに「旅」な時間がかかる。秋口ののんびりした田圃道は、ひたすらぼんやり眺めるのがいい。夏の東海道線では、鈴木祥子の「夏はどこへ行った」を必ず聞くけれども。

犬吠の駅前から不安になりつつ灯台を目指す。着いた時間が遅い上、車で動くことを大前提とした場所なので、「歩道」なんてシャレたものは存在せず。
車がさほど走らないのが救いと、10分程歩く。駅前の野良犬くんが(メスらしい)「なんかないー?」とばかりに微妙に寄ってくる。わたしじゃ相手にならんと見てか、同時に降りたカップルのところへまとわりつくも。しっしっ、と追い払われてしまっている。
しかし彼女もへこたれない。道のあちらとこちら、あるいは数歩分ほどの距離を置いて。てくてくと同じ方角を目指す。気が付いたらもう灯台の入り口。もしかすると案内くんだったのかしらん、てなことを思ってみたり。

公開時間は終了のため、灯台の中へは入れず。なので、しばし高台から海を眺めるだけに。馴染みのある海はほとんど内海なので、太平洋側というもの「外海」のすさぶりに驚く。元々「自然界の水たまり」を見ていると強迫神経的に引きずり込まれそうな恐怖を感じる上、風も強い日だったため、砂浜も本当の波打ち際は遠慮する。数台車が置いてある(多分ドライブ客だろう)ところを一人ぷらぷら流す。恐怖心を除いても、水の力の前にはただただ何も出来ないのだと、人間の微弱さを改めて噛みしめてみたり。

銚子電鉄の一日乗車券には「せんべい1枚進呈」特典があるので、帰りの駅舎内でさっそくもぐもぐ。しょうゆがいいあんばいにしゅんだおせんべいで、おやつにしようと手焼きの袋を2つ買い込む。

ただ「行って帰って」だけの、電車に乗っていることが主目的のような「ごくごく小さな旅」だけれども。それでも一瞬たりとも「ここでない、どこか」へ思いを馳せることが出来るのならば、わたしにとっては満足な時間。
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…今度の水曜日、休み取ったんだよなあ。(パシフィコへ行くために火曜の午後と水曜1日休みにしちまいましたよ。半休なんて制度はないので、火曜の午後は欠勤扱いですが。)
……………もう一度犬吠埼に行ってみるかなあ。

と思ったものの、意外にアシ代がかさむのでパス。前回行った時期は「JR全線乗り放題切符」が出ていたんでした。

(*)いろんな解釈が出来るラストシーンですが、わたしはあえてこちらの字を当てました。彼女も、彼も。

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