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2004.08.04

撮られるための表情ではなく

露出度の高い衣装や、レンズに視線を向けて、撮られるための笑顔をつくっている写真よりも。なにかに打ち込む一瞬を(レンズを向けていると意識させずに)切り取ったものや、写るひととその周りの空気の間になにかしらの「ものがたり」を思わせてくれる写真に、より心惹かれます。

ハロプロメンバーがフットサルを始めると聞いた時、「知名度を上げるための仕事のひとつだろうけど、本業とは違うんじゃない?」と…はっきりいえば「片手間のお嬢さん芸にするにしては、それを本業にするひとに失礼ではないか」との、マイナスの気持ちのみがありました。ですが、彼女たちの向上心は、わたしの浅はかな思いこみをすぐにひっくり返してくれました。記事やニュースで目にしたそれは、フットサル「も」本業と心に定めて駆け上がる勝負人のものでした

そんな彼女たちの軌跡をまとめた講談社ムックの「Sals」を、ゆっくり眺めております。上で書いたとおり「つくられた笑顔」「露出度の高さ」にはさほど心が動きませんが、ここに収められた彼女たちの表情は大変真剣で。特に印象に残っているのがp103の藤本・p96の吉澤・p99の辻の3人の表情。悔しさか、とも取れる横顔のミキティに、練習(試合?)前に静かに心を整えるよっすいー。そして、普段見せる爛漫の笑みではなく、「さあ、これから真剣勝負。絶対に負けないし、そして楽しむんだ」との(言葉は悪いですが、「不敵」の色を少し合わせた)笑みを見せる辻ちゃん。かわいらしく、魅力的に撮られるための表情をするプロであるアイドルの彼女たち「らしからぬ」写真です。でも、だからこそ。わたしは彼女たちをより一層いとおしく思い、それと同時に尊敬、の言葉がよりふさわしいような。そんな惹かれ方をしております。

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