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2005.01.07

朱雀と白虎-Hello! Project 2005 Winter ~A HAPPY NEW POWER~

Hello! Project 2005 Winter ~A HAPPY NEW POWER~
@中野サンプラザ
紅組(1/3及び1/6昼)・白組(1/6夜)

いろいろな方のご厚意によって、両組とも見ることが出来ました。多謝。

初日に腰を抜かしたセットリスト、賛否両論が起こるのもむべなるかな、との思いも確かにあります。そして、私は今回「賛」です。紅組だけならやや留保しましたが、白組の舞台を見た後、はっきりと「賛」へ固まりました。以下、その理由及び感想を、セットリストに触れながら並べております。ネタバレ回避の方はご留意ください。

セットリストはこちら:センチュリーランドさんの情報補完板より

私が「賛」に立つのは、「舞台上のパフォーマーの力量に圧倒された時間があったから」です。持ち歌を歌わず他人の歌を歌うこと、しかもまだ原曲の持つイメージや匂いが強く残っている短いスパンで歌うことに対して「否定」する気持ちは、痛いほど分かります(*)。が。元の歌い手が創り上げたイメージの、更に上を行く/あるいは全く違う世界を提示するだけのパフォーマンスがあればどうでしょう?思い入れが心を閉ざすこともあります。が、今回の私については、随所随所で「上を行く」絵を見せていただいたことで、「賛」の思いへ至りました。

最も心奪われたのは、後藤さんの「原色GAL 派手に行くべ!」と、後藤さん・アヤカさん2人の歌う「愛の園~Touch My Heart!~」。前者は「私のライブを見て、私のファンにならないなんて、許さないわよ」と言わんばかりの切れ味のアクトに。後者は、今でもくっきり覚えている2004年の娘。春コン(Best of Japan)での、おとめ組(特に藤本さん・小川さんの)を凌駕する客席の煽り方に。共々ただただ息を飲むばかりでした。後藤さんのパフォーマンスは一昨年の秋と昨年春にそれぞれ拝見していましたが、今回はそれが数倍パワーアップ。秋ツアーに行かなかったことを真剣に後悔しております。
それ以上に意外だったのがアヤカさん。持ち歌のなさが困難やもしれませんが(稲葉さんやメロン記念日と比較して)、後藤さんのツアーに帯同していてもおかしくない。そう思わせるだけの能力(舞台上でのオーラにしても、ダンス等の身体能力という点にしても)がある方だな、と思います。そう考えると、現状のアヤカさんの置かれ方って、なんだか宝の持ち腐れのような気がするんですが。

また、他に印象に残ったのはこんなところです。以下箇条書きに:

○「幸せですか?」で、最後の「幸せ?」の語りかけをする際。紅組の村田さんは横顔の状態で一端目線を上にやって、すっと下に落とします。前髪が顔に掛かる角度と、その目線の動かし具合。「セクシー8」の(本歌のユニット名)名前に非常に相応しいあでやかさでした。対して白組は菅谷さん。こちらはまっすぐに「幸せ?」と微笑みかけ。客席は白組の方が湧きましたが、私は紅組の方が断然好み。

○「チュッ!夏パーティ」「恋をしちゃいました!」は、紅組小川さんの楽しそうな声が好き。彼女は三期プッチモニであってタンポポではないけれども、タンポポの歌に(もしくはあの歌詞が示す歳の頃合いに)丁度合った声なのかな、と思いました。どのメンバーも見てるこちらを「しあわせ(^^)」な気持ちにさせてくれるのですが。特段にほんわりにっこりさせてくれるのは、小川さんならではかな、と思ったり。

○「晴れ 雨 のち スキ」こちらは(上記と論が矛盾しますが)思い入れがまだこちらに強くあるため(^^;、紅組のメンバー(2人がおとめ組)に少し違和感を覚えました。安倍さんがソロで歌うのは「8人のさくら組」のつながり、と思い入れてしまっているからなのですが…。その分、白組のメンバーが歌うそれは「さくら組のメンバーともつながりつつ(もちろんおとめともつながっているんですけど)、また別の-歳を重ねた上での、オトナの恋歌」を思わせてくれるのが、とても嬉しく響いております。「あな真里」で、裕ちゃんがこの歌をカラオケで熱唱してる、と聴いていたのもあるかもしれませんけど(^^)。

○くしくも松浦さん(紅組)・後藤さん(白組)の競演となった「渡良瀬橋」。松浦さんが歌うそれについては、以前書いた感想とさほど変わりませんが。後藤さんの歌うそれは、また全く異なる世界で。森高さんよりも、松浦さんよりも、もう少し幼いような-例えばプッチモニが「ちょこっとLOVE」で歌ったような、「恋に恋する」のと同じ意味合いでの、まだ稚い頃の「岐路、という物事にぼんやり思いを馳せつつ立つ、最初の岐路」を思わせてくれます。喩えが悪いかもしれませんが、「ふるさと」のように、後藤さんver.としてのこの曲をアルバムに入れて欲しいなあ、とも思いました。

(*)ハロプロではなく、芝居の「再演」がかかる時に、何度もその気持ちは味わっております。その経験値及び歳を重ねていくと、「團菊爺(婆)」というものになることもあるんですけどね。

話はずれますが、昨年、私が贔屓にしている劇団☆新感線は「髑髏城の七人」という作品を、ほぼキャスト総取り替えで2度上演しました。脚本は同じものですが、舞台に乗った世界は全く違う。1本を見て固まった感想が、2本目でまた大きく違う絵を見せてくれた。そのことをも思い出しました。(こちらこちらに関連の感想を載せてあります。)

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