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2005.05.11

雨のち晴れ、そして、「好き」

モーニング娘。の春ツアーラスト、そして石川梨華さんの卒業となるツアー千秋楽に行ってまいりました。

5/6(金) 18:40-20:40 5/7(土) 15:00-17:00/18:30-21:00 @日本武道館

遅きに逸した感もありますが、ツアーも終了したことですし、ネタバレ防止なしで感じたことを連ねたく思います。

卒業にまつわる涙もさほどはなく、「ライブ」としても十二分の強度を持った、ほんといい時間でした。新しい娘。たちにも、まっすぐな気持ちを向けていられる。そんな安心感を渡していただけた時間でした。
6日はあいにくの雨でしたが、7日は打って変わって暑いくらいのきれいな青空が。彼女の5年間の歩みを振り返って、ほんと、「らしいなあ」と思わせてくれるお天気のありようでした。

七期メンバー、久住小春さんはMCコーナーでご挨拶のお披露目。6日は田中さん、7日昼は高橋さん、7日夜は石川さんの、それぞれの「愛あらばIt's all right」の衣装を着てのご挨拶でお披露目。6期までの娘。の「末っ子」の立場。「エース」を期待される、今後の中核の立場。そして、今までの娘。を継いだひとから、直接には関われずとも、ずっと渡されてきたバトンを託される。そんな思いを抱きながら、お披露目の様子を見ておりました。

基本は自己紹介と、あとはメンバーからの日替わりの質問。初めての大舞台にも関わらず、物怖じせずにはきはきまっすぐものを言うコ、との印象。勿論緊張や戸惑いが表に出る部分もあるけれど、絶妙のタイミングで吉澤さんが手を差し伸べていました。このことについては、また後で改めて。

石川さんが卒業に際して選んだのは、カントリー娘。に石川梨華の「初めてのハッピーバースデー」。モーニング娘。としての彼女の代表曲は「ザ☆ピース!」。でも、これは既にアンコールラストで(ツアー初日から)披露されている。そこ以上の「彼女らしさ・彼女からのメッセージ」を読み取れるものって?との疑問は、こういうかたちで解答を示していただきました。ポップでアップテンポの音。そして、タイトルの言葉。羽ばたいてゆく彼女にとっても。5/9からの10人娘。たちにとっても。この日は「新たに生まれる日」。共に相応しい選択だったと感じております。

卒業に際しての石川さんからの言葉は「手紙の朗読」の形。かつての自分を振り返りつつ、今の自分、そしてこれからの自分について、きちんと順序だてて語る。ともすれば後ろ向きだった部分を、不断の努力でポジティブに変えていった。その「努力のひと」「きっちりしたいひと」の内側がとてもよく映える語りを、温かく聞かせていただきました。

残る娘。たちから、石川さんへのはなむけの言葉は、初めて期をシャッフルしたかたちに。強く印象に残っているのは、末っ子で涙をこらえきれかったれいな。なんどもぶつかった、との告白のあと、「恥ずかしいから、ちょっと前を向いてて」と前置きして、「本当は、感謝してるよ」との言葉を渡したミキティ。(石川さんと向き合っている時はずっと我慢してましたが、列を離れた後、静かに目を拭ってましたね)そして、「共に戦い、そして別の道を進むことになった、最後に残る同期」よっすいー、の3人でした。

特によっすいー。久住さんのお披露目に際しては、彼女を萎縮させることなく、また、空気を変えることなく。とても自然に、さりげなく助けの手を伸ばしていました。そして、はなむけのことばも、決して場を湿っぽくさせることなく、さっぱりと〆を飾ってくれました。ツアー開始直後、そして3月のガッタス戦を見せて戴いた時に彼女の持つ「Captaincy」を強く感じましたが。このツアーラストで、4代目リーダーとしての風格、そして着実に彼女の後ろに「今までのおねえさんたちの」の導きと歴史とを見せていただきました。

今までの全ての「娘。」たちからバトンを継ぎ、守る。そして新たに道を拓く。そのことはついぞ石川さんに強く見えていたのですが。吉澤さんの内にも、きちんとそれは流れていました。失礼な謂いになりますが、長い闇を歩いてきた後、やっと光の下へ戻ってきたからこそ、より持てるやさしさも、強さもあるのでしょうね。

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