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2005.09.15

林檎の紅と薄荷風の翠

亀井絵里さんの2nd写真集「DAYS」をのんびり眺めております。事前宣伝として雑誌に掲載された「赤いサンバイザーに青のツナギ(作業服っぽい)で、風船ガムをぷうっと膨らませている」写真にココロ惹かれ、表紙絵になった「鶸萌黄のタオルを首にかけて、水上がりの風情でちょっと空に目線をやっている」写真に背中を押されました。

全編をざっくり見せていただいて感じたのは、全てのページに流れるのびやかさ。南の地とおぼしきロケ地は……これは沖縄でしょうか?おおらかな空気をやさしくパッケージして出来てるのね、との思いがあります。その思いの基として、写真集に一番多く使われている色味が「みどりいろ」なのもあるかもしれません。安らぎを思わせるこの色調が、またとても彼女に似合うんです。

そして中身はまるで万華鏡のような百面相。「サンバイザーとツナギ」で無邪気なオトコノコっぽさを見せるかと思えば、前項でちょっと艶やかな笑みを浮かべてどきりとさせてくれたり。はたまた黒のノースリーブドレスで髪をアップ、ゆうるり振り向く姿は(デコラティヴな大階段、という舞台装置も相まって)女優の風を漂わせる、なんて振り幅の大きさ。「ハロー!モーニング」でエリック亀造を初めとする、いろんな-良い意味で「はっちゃけた」-立ち位置を経験したから、でしょうかね。

中でも最も驚かされたのがP12-13(バスケットゴールにシュートを決めているページを「P1」とカウントしています)の見開きでした。アロハ調のデザインを施したヒール(スニーカーにほど近いつくり)に、股から膝に破れをこしらえたデニム+黒のチューブトップ+白のタンクトップ。黒ニットのハンチング(でしょうか?)を右斜めにかむって、ほんの少し、煽るような笑みを唇に浮かべているショット。少年性も、少女性も、そのどちらも持ちうる揺らぎの歳でもあるけれど。その奥には確たる「女性」が居るんだ、と、どきりとさせられるものでした。このページのレイアウトが左から右に靴のアップ→上半身の引きの絵→首から下(膝あたりまでのアップ)→表情のアップ、ときているから、最後の笑みの効果がより一層。

ただ、今回も「水着が多すぎるなあ……」とため息をついてしまうのが個人的には残念。濡れ髪でのアップの表情とその憂いのさじ加減はとても素敵だ、と思うのですけど。

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