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2005.10.02

共に「主」であれる強度を

CMが流れはじめた当初から「おっ」と気に掛けていたもの、発売日近辺にはちょっとばたばたしておりまして。やっとこ松浦亜弥さんの「気がつけば あなた」のPVを、ようやく手元に置いて全部見ることが出来ました。

CMで流れた季節(春から秋まで)を自然に組み込みつつ、これはこれでひとつの世界を成り立たせている。そして、CMにおいてもPVにおいても肝となる場面・ことばはきちんと押さえられている。「午後の紅茶」という商品に対しても、「松浦亜弥」というひとりの歌い手に対しても、共にその価値を高めるものとなっているのには感服、のひとことです。

商品CMはあくまで「主」が商品、その価値を高めるイメージを喚起させる「人」が従、ですが。今回は「松浦亜弥」という商品(という言い方があまりよろしくないのは承知の上で)についても「主」でありうること、その強さと相互効果に、彼女の「特別」を見た思いがありました。不勉強故の偏った物見かもしれませんが。ここまでの強度を持てたのは、ハロー!プロジェクトでは後にも先にも彼女だけではないでしょうか。(モーニング娘。にせよ、ソロメンバーにせよ、商品が主・出演者が従の関係性は崩れなかったとの印象があります。勿論、商品価値に相応しいがゆえの出演者ではあるのですけれども)

そういう意味では、今回ばかりは赤字となっても初回限定版では「CDとPVのDVDをセットで販売」してほしかったなあ、と感じています。ローソン限定とはいえ、販売促進のCD(特別コメント入り)を付けて販売したり、との努力があったのですから。

とまあ、ちょっと堅苦しいことを書きましたが。このCM、わたしの周囲(非ハロプロヲタ)でも非常に好評です。特に今流れているCMのラスト、ずっと思いを寄せている彼の紅茶を奪って「……だいすき!」と叫ぶ場面に、一目で心奪われたものでした。あの表情は、ただ愛でられる偶像ではなく。敬意を払われる「女優」のそれ、でした。

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